在宅介護

不潔行為 弄便(ろうべん)とは?

弄便とは?

弄弁(ろうべん)とは、便をいじる行為のことをいいます。認知症の症状の一つで、比較的よくみる症状ですので介護施設で働いている職員の方にとっては日常茶飯事的な行動のひとつです。

排泄処理に慣れている介護士なら問題なく対応できると思いますが、在宅で見ていると
その行動にビックリするのではないかと思います。

排便は、においもするので弄便後の処理は大変です。

弄便をする原因としては、おむつの中の不快感、排泄したことを認識していない、漏らしたことを知られたくない等の羞恥心。
便を自分で処理しようとして失敗したなどがあげられます。

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弄便の対応方法

対応としては、便の処理を優先的に行います。

どういう状況なのか把握しよう

まず、対象者や周囲がどういう状況なのか把握する必要があります。

  • 本人のどこが汚れているのか
  • ベッドや家具が汚れているのか
  • ベッドから移動してあちこちに便をつけてないか
  • 動き回ってる場合はどこを動き回ったのか

状況を把握したら便の処理を行っていきます。

  1. 手が排便まみれになっていますので洗面所や風呂場で手を洗います。
  2. 衣類や寝具など便で汚れていればとりかえます。
  3. 排便で全身汚れているようであればシャワーで洗い流します。

汚れている範囲が少なければ清拭や市販されているおしり拭きで問題ないですが、範囲が広かったりあちこち便がついているようであればシャワーを使用した方が処理が早く終わります。

爪の間に便が挟まると中々とれないので普段から爪切りを行っていた方がいいです。爪の間の汚れは100均などの安い歯ブラシを使用すると楽ですし、歯ブラシを使い捨て出来るのでおすすめです。

また、排便を介して感染症に感染するリスクがありますのでディスポ手袋など装着して対応して直接、便に触れないように対応するようにします。

ホームセンターなどに売っている厚めのものがおススメです。

薄い素材だと処理の際にやぶけたり匂いが手に移ったりします。

手が汚れている程度なら良いのですが、寝具や壁に便を塗ったり、ひどいと介助者に対し投げつけてきたりしますので対応が大変です。

怒鳴る、投げつけてくるなど拒否が強く精神的に興奮しているようでしたら無理に対応しようとしないで時間をおいて落ち着いているときに対応した方がいいです。

昔は、弄便をする利用者に対してつなぎ等の拘束衣を着せるなどして対応している
施設がありましたが、現在は、身体拘束は虐待だという風潮がありますので汚すたびに洗浄するという対応が一般的だと思います。

つなぎやミトンなどで拘束するのは大丈夫?

しかし、在宅で見る場合は介護者の精神衛生上、負担が大きく介護者の心身の疲労軽減を目的につなぎやミトンなど使用することも必要なことではないかと思います。

自宅での対応で仕事をしながらですと体力的にもきついですしストレスが溜まると思います。無理して教科書通りの対応をして、ストレスをためるとそれが虐待などにつながっていくのではないかと思います。

認知症患者の人間的尊重も大事ですが、介護者の精神状態を保つことも大事だと思います。

きれいごとだけじゃ介護していけないと思っています。
それくらい介護は大変なんです。

自宅でみている方は精神的に無理だと思う前に役所の介護課等に相談して下さい。
介護の負担を軽減できるサービス等を紹介して無理をしすぎないようにしましょう。

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