経験15年の現役介護福祉士が感じる介護職の大変なところとは
介護の仕事は、身体的、体力的にとてもハードで大変だと感じることが多いです。
あなたの職場の業務はきついですか?
職場によっては次から次へとこなさないとならない業務が多く、1日中ほぼ止まることなく働いている人も多いと思います。
あなたの職場はなにが原因で大変になっていますか?なにが大変なのかの原因を探ることで今よりも楽に仕事ができるようになるかもしれません。
一息つく間もなく業務を行っていると時間的にも体力的にも日々の振り替えりを行っている暇さえありませんよね。
あなたの職場ではなにが大変なのかを考察することで今より少しでも楽に仕事ができるようになる可能性があります。
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介護業務の量が多すぎる
介護業務は排泄介助や食事介助や入浴介助の3大介護を行い、そのほかにも記録を記入したりレクリエーションを行ったりと多岐にわたり業務があります。
大人数が入所する入所系サービスでは、特に体力的にきつい場合が多いです。
グループホームのように利用者が少ない施設でも平均介護度が高いと業務に終われることになります。
勤務内に業務が終わらないのでサービス残業をしなければなりません。勤務内に業務が終わらない原因は職員の作業量に対して業務量が多い状態です。
この場合業務を減らさないとなりません。
夜勤が体力的にきつい
入所系の施設で働いていると夜勤業務があります。夜勤業務は時間も長く、深夜もオムツ交換にトイレ誘導、記録や雑務にナースコールの対応やラウンドなどやることが多いです。
拘束時間16~18時間と長く、常に動き回らなければならない施設も多いです。
夜勤明けで帰宅しても疲れすぎて眠れなくなるのは介護あるあるですね。
人材不足の施設では日勤帯で出来なかった仕事を、夜間帯に押し付けるということもあります。
ワンオペ夜勤がつらい
グループホームなどの利用者が少ない施設では、夜勤を1人で行わなければなりません。
徘徊や帰宅願望の認知症状への対応や利用者の急な体調不要にも適切な対応をする必要があります。
もし何かしらの事故があった際には夜勤者が責められることになるので業務に対するプレッシャーが半端ないです。
また、1人での夜勤なので完全に休める休憩がありません。食事や仮眠も何かあったら自分が対応しなければなりません。心を休める時間がないのは相当なストレスです。
急変時の対応マニュアルの整備や1人で対応出来ないような暴力をふるう利用者は入所させないなどの対策が必要です。
今の状況では働いていけないということをはっきり伝えて改善策を提案してみましょう。
人不足できつい
あなたの職場では、職員が足りなくて業務やシフトが辛くありませんか?
介護の仕事はチームで回していくので人が少ないと1人当たりの業務量が多くなる、希望休が取りづらくなる、夜勤明けの次の日も出勤しなくてはならない。
勤務時間よりも早めに出勤しなければならない、残業しなければならないなどの影響がでてきます。
新しい職員もほとんど入ってこない状態では終わりがみえないので精神的にも辛いです。
体調が悪いのに職員不足で休むことが難しく無理して出勤して、さらに体調が悪くなりせっかくの公休も寝込んで過ごさなければならないような状況になれば、「なんでこんな思いまでして頑張っているのだろう。」と考えるのが当然です。
さらに上司が聞く耳をもたなかったり、圧力が強くて意見が言えないような施設であれば辛さを訴えることもできません。
まとめ
介護の仕事をしていると体力的・精神的にきつい、つらいと感じることはとても多いです。
職場が辛い原因や意見をちゃんと聞いて改善してくれるなら良いでしょう。しかし、多くの施設では現場職員の気持ちを考えない施設運営を行っています。
また、面倒な仕事は新人や経験年数の短い職員に押し付けて楽をしている役職者やベテラン職員がいる施設もあります。
施設側は緊急時や急変時のマニュアル整備や業務量の調整、入所利用者のレベル調整など職員がストレスを軽減できる取り組みを行うべきです。
これからは、待遇の悪い施設や一部の人間が権力を乱用している施設は無くなっていくでしょう。
なぜなら意見の通らない施設で私たち唯一の権利は「退職できる権利」だからです。
劣悪な施設には働けない・辞めるという意思を示す必要があります。そうすることで介護業界が少しづつ変わっていくと思いませんか?
イメージの悪い介護業界を働きやすくするためにはあなたの行動が必要なのです。