介護施設で横行しているパワハラ6選
あなたは施設でのハラスメントに悩んでいませんか?介護の仕事は女性が多い職場ですので女性特有のハラスメントがよくあります。現在、ハラスメントは社会問題となっていてニュースなどでよく耳にしますよね。
ハラスメントをうけると、逆らうこともできずにグッと我慢しなければならないので辛いですよね。
上司や同僚に相談して解決にむかえば良いのですが、なかなかそうはいかないのが介護業界の問題点でもあります。
ハラスメントから解放されるためにはハラスメントの実態や原因を探ることが必要です。
ハラスメントに悩んでいる現状ではとても辛いと思いますが、つらいつらいとふさぎ込んでしまっては何も解決しません。頑張って前を向くことによって問題が解決する場合もあります。
仕事をしていくうえで人間関係の不安がなくなれば働きやすいですよね?あなたの働きやすい環境づくりのために問題解決に向かっていきましょう。
Contents
介護職でよくある上司や同僚からのパワハラ
パワハラとは、職場での立場などの優位性を利用して人権や尊厳を傷つける行為のことです。立場が優位であっても同じ人間です。どちらが偉いというのはありません。そういう行為を許してはいけません。
パワハラとは以下のように定義されています。
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
精神的な攻撃
上司や先輩職員、同僚から必要以上にキツイ口調で指導を受けた。ミスを必要以上に責められたなどのことが挙げられます。「まだそんなこともできないの!!」「何回同じこと言えば分かるの?」というような言動が精神的攻撃にあたります。
物は言い方ひとつで印象が大きく変わりますが感情的に強い口調で言われると頭にきますし、それが日常的になると精神的に辛くなります。職場に行く際にその人とは関わりたくないという気持ちが強くなってしまいます。
介護業界では機嫌の上がり下がりが激しく、気に入らないことがあると感情的になり怒鳴ったり口調がきつくなったり、ヒドイ場合は物にあたったりして態度が悪くなる人が多くみられます。
精神的な攻撃の解決策
精神的攻撃は介護業界では多いハラスメントのひとつです。自分より立場の弱い人に対して強くあたる最低な行為です。我慢して話を聞いていると調子にのって口撃がエスカレートしてきます。あまりにも言い方がひどい場合は相手の感情に訴える必要があります。
「そんな言い方だと傷つくし意見を素直に聞き入れられない。」と意思表示をしましょう。
あなたが感情を表現することで相手の感情も揺さぶられます。そうすると物を強く言いづらくなります。あなた自身も自分で自分をちゃんと守れるんだという自信を持つ事ができます。実際には言いにくいと思いますが我慢してても何も変わりません。
自分の思いは伝えなきゃ相手は分かりません。ですので勇気をもって意思表示をしましょう。
自分の立場を変えたいのであれば自分が変わらなければなりません。
それでも態度が変わらないのであればボイスレコーダーやスマホの録音機能を活用して暴言を録音しましょう。それを話を聞いてくれそうな上司に提示して下さい。
データは消される恐れがあるので渡さないようにしましょう。どうしても渡す必要があるのであればデータをバックアップしておいて下さい。そのデータはあなたを守る武器となります。退職する際にも有利に進めることができます。
人間関係の切り離し
これも女性の多い職場でよくあります。職場内にグループを作り特定の人をターゲットにして周りの人にあることないことを言いふらし居づらくさせるといった手法です。
周りの人も周りの人で嘘の噂を真に受けてしまい挨拶したり仕事の話をしても無視されるようなことも人間関係の切り離しになります。
人間関係の切り離しの解決策
嘘の噂をあなたが耳にしたら頭にくると思いますが冷静に対応しましょう。まずは、その噂が真実ではないことを1人でも良いので伝えましょう。
「こういう風に言われているんだけどそんな事実はないし迷惑してる」と誰かに相談してみるのも良いでしょう。
それでも状況が変わらず周りの職員が冷たい、シカトしてきて精神的に辛いならその職場は退職することをおすすめします。
過大な要求
介護施設では多くの業務があり、時間に追われて働かなければならないこともあります。忙しくて手が回らない状況であれば業務を減らせばいいのですが、業務を減らすと提案しても却下されることがほとんどだと思います。
結果、自分が出来る以上の業務量になり時間内に終われない。しかし管理者はサービス向上のために業務を増やしてくる。そうすると残業するのが日常的になってくることになります。
自分の能力以上の業務を与えられ、どう頑張っても業務をこなすことが出来ない状態が過大な要求になります。
過大な要求の解決策
上司や管理者が業務に理解がない、自分の介護の理想を強要してくるなどがあげられます。理論的に冷静に意見を伝えましょう。
現実的には上司が変わらない限り改善は難しいです。業務で疲労感が抜けない、職場に行きたくないという思いが強いようでしたら退職も視野にいれるべきだと思います。
仕事のためにあなた自身を消耗させる必要はないからです。
過小な要求
過大な要求に対して逆の対応をされるのが過小な要求です。現場で介護業務に入らせないで掃除などの環境整備ばかりさせられる。
何かやろうとしても利用者とコミュニケーションをとってちょうだいなど一日中介護業務以外のことをやらされるなどのことが挙げられます。
過小な要求の解決策
過小な要求をされている原因を考えてみましょう。利用者から評判が悪いなどの噂を流されてないでしょうか?
または普段の業務の要領が悪いのかもしれません。
自分の業務を見つめなおしてみましょう。上司に直接なんで仕事をさせてくれないのか聞いて原因を探ってみてください。
原因が分かればそれに対する解決策をみつけましょう。
個の侵害
休んだ理由を根ほり葉ほり聞かれる。スマホをのぞかれる。個人の恋愛事情や家庭事情などをしつこく聞いてきたうえで周りに言いふらす。ロッカーや書類ボックスの中を勝手にみられるなどのことがあげられます。
個の侵害の解決策
必要以上にプライベートに関することを聞かれて気分が悪いようであればはっきりと「プライベートなことなのでちょっと」という風にお茶を濁しましょう。
相手に不快感を与えないように上手く会話をそらすのもいいでしょう。
「そういえばさぁ」という感じで話題を切り替えるのも有効な手段です。話題を切り替える場合少し声をはってテンションを少しあげてみると相手もあなたの話題に引き込まれやすいです。
スマホを覗いてくる行動があからさまで頻回なようでしたらのぞき見防止用のフィルムを貼るといいでしょう。画面の明るさを暗くするとのぞき見しても見づらくなります。
ロッカーや書類ボックスは鍵をかけられるのであれば鍵をかけましょう。鍵がない場合は、必要最低限の物しか置かない。財布は仕事用とプライベート用を分ける。スマホはロックをかけておく。などの対応をしましょう。
男性職員からのセクハラ行為
先輩や年上の男性職員からセクハラも大きな問題です。職員同士でコミュニケーションをとる機会が多いので、仲良くなったと勘違いしたり、モラルが無い男性職員からセクハラ行為を受けたと聞く機会は多いです。
上司の男性職員が立場を利用してセクハラに及ぶ例も多くみられます。
セクハラをされても誰にも相談できないこともあります。また、相談しても「あなたが誘うような事をしてるんじゃないの?」と心外な意見を言われることもあるでしょう。
そういう、セクハラ行為を訴えても解決しようとしない、女性を守ってくれない施設にはいるべきではありません。
自分自身のためにも退職を考えるのが得策です。
利用者からのセクハラ行為
介護職がハラスメントを受けるのは、上司や同僚からだけではありません。利用者からのハラスメントも大きな問題です。
男性利用者から身体を触られる。セクハラ発言をされる。など毎日どこかの介護職員が受けているといっても過言ではないでしょう。
特に訪問介護のように密室で1対1で対応しなければならない仕事では、逃げる場所もないので恐怖と苦痛が半端ないです。
介護事業所も利用者離れ、利益優先することが多く、セクハラ被害を訴えても黙殺するケースが多くみられます。
「言い寄られるような隙をみせてるからじゃないの」などの意味不明な指導を受けることもよくあることです。
まとめ
介護施設でのパワハラは自分より立場が弱い人に対して行われていることがほとんどです。相手はあなたが意思表示をしてこない人だと思っているのです。
だから、あなたが意思をはっきり相手に伝えることで状況はかわります。一度実践してみれば状況が変わるのが分かるはずです。
ハラスメントから逃れるようになるためにはあなたの意思表示が不可欠です。勇気をもって意思表示をして働きやすい職場にしていきましょう。
意思表示してもあなたを守ってくれない職場なら退職も検討する必要があります。
なぜなら、あなたより利益(お金)が大事だと考えているからです。
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